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2016年1月6日水曜日

たまに真面目な話2016年01月 1回目

○新年明けた。

新年が明け2016年になったので、
最初ぐらいは真面目な話から始めた方がいいだろうと、
夢の話でもしようと思います。

基本的にこのブログで話す内容の大半は、
変わった人の荒唐無稽な夢の話になって行きますので、
その内容の優劣とか、実現可能に感じるかどうか、
また有益と感じるか、無駄と感じるかも全て読んだ人の
判断にお任せします。

あとそこそこ真面目な話をしているので、
全部を全部細かく説明してると本一冊分ぐらいになるので、
超荒い部分で説明していきます。
多分大体の人が「何言ってるのか意味わからん」ってなるかもしれません。


とりあえず、全ては読み手のとらえ方次第でOKなのです。


○根本にあったもの

ライフワークノルマという屋号で始めた個人事業を始めた中で、
色々思うことはあったのですが、
ひとつ中心核にある部分の話を2016年最初にしてしまおうと思います。

過去の記事や、直接会って説明してた内容などを見ても、
この個人事業の形は『現在住んでいる場所』で継続する事を前提として、
一定区間の『地域』での状況と需要を考慮した形で話が進んでいます。

となると、まず絶対的な話の前提として、
 【この土地で生きていくという考えがある】からで、
そこに少なくてもある程度の地元愛とか、地域交流をするという意思があるのは
分かってもらえると思います。

ところが、それを実際のリスクを踏まえた上で、
考えただけでなく実際に思い切って始めてしまう上では、
真逆の考えも含まれていました。


○それは何かと言うと

事業の内容が、

ここじゃなくても出来る・他の土地でも出来る

というのがポイントです。

自分の中でこんな風に考えました。

「もし、本当に自分に能力があるならどこでも生きていけるだろう」

自分の身体を使って労働作業して稼ぐ部分と、
ネットを利用して何か販売する部分でサイクル型にするなら、
通信インフラと配送を行ってもらえる業者がある環境なら、
理屈の上ではどこでも出来るという話になります。

 ※これは例えば月収何十万円以上にしたいとか、
  家族を養いながら、もしくは結婚したいとか、子供が欲しいとか
  そういうものを一切考えずに一人で生きるとした場合の話です。


文章表記では長くなるので、すごく大ざっぱに言うなら、
もし地域にこだわる理由があるとしたら、
それは家族であり、土地の問題だというのが一般的になります。

基本的に土地なんかの話になると、
持っていてプラスになる前提で話すからそうなるわけで、
土地そのもの、またはその周辺を他の土地の所有者と
調整する上でマイナスが多いなら、
その土地を放棄して他に行く方が話は早いってなります。

自分が抱えてる部分に関して、
この問題は細かく説明すると本当に長くなるので、
一言で「相続っていうのは借金、負債・問題も含めての相続である」
で済ませておきます。
また逆に「あなた単純に土地相続できるの?良かったね」
ぐらいに思ってる方に、いかにこの土地が面倒になってるのかを、
親戚・近隣住民の人も含め全部説明しても構わないと思っています。

そうすれば、
『この土地を捨てて、相続分放棄して出ていくことも正解の一つ』
っていうのも分かると思うわけです。


まず、この『この土地に住めなくなる、また執着する必要が無い』
という覚悟および考え方が存在しています。

その上で引っかかる言葉があるとしたら、
【先祖代々の土地を守るのかどうか】という部分です。

土地として狭かろうが、金銭価格としての価値が低かろうが、
俺は今現在にいたるまでの昔話を聞いているため、
『俺の代で土地を無にしてしまうのか』というのは避けたいわけです。

これを、逃げの話でいうなら、今現在の社会状況ってのは
爺さん婆さんの時代とは全然違うわけです。
その上でずっと後回しにしてた問題が結構あるんです。

マッカーサー時代の所有者の口約束が結構ヤバいわけです。

だから、今の場所に住むのであれば、
かなり徹底して解決をするぐらいの気持ちが無いと無理です。

これ、土地の問題はちょっとやそっと本気になったからって、
すぐさま解決するとは限らないわけです。
俺が金持ちならお金で解決出来たかもしれませんが、
人と人との交渉で相手がどう考えてるかも関わってくるわけなので。

一回交渉に失敗しただけでどうしようもなくなってる
土地も田舎には結構あるんです。


なので、
この土地でやらなくても出来そうな事をやってるという感覚と、
この土地にこだわるなら生半可な気持ちではダメだと、
周辺住民、土地の所有者の方全員と話して根本から解決するんだ
という感情が同居しています。


○そうしてそこから派生するのが


耕作放棄地問題です。 

※長いので続き読む人は注意を(ここで3分の1ぐらい)



これ、別に最近話題になったから言い出した訳でもなくて、
もうずっと後回しにされてきた事として度々話になってました。
TPPなんかの問題も、7年前ぐらいから農協側からでは
色々言ってるわけです。

 また、去年、耕作放棄地に関しての固定資産税等なんかを上げて、
そこをやる気のある若い人に10年以上とか貸したら減税するとか
何かそんな話が上がってましたし、
それに合わせてか農業委員会の方からも、
農地台帳の調査で貸したい・借りたいの意識調査来てました。


上に書いたように組織だって動いてると、
何かすぐ解決しそうに思えるんですが、
個人でこの問題に切り込もうとするとなかなか面倒な部分があります。


まず当たり前なんですが、『誰の土地なのか』を確認するのがあって、
それが『どこまでが誰の土地で、ここからは誰々の土地』ってなるので、
ぶっちゃけ許可の取り方が面倒になってきます。

単純に、やれる人がやって良いぐらいの環境なら、
自分で掃除したい場所とかがあったのですが、
それも唐突に俺が話に行っても通るわけがなく、
思い切った行動はせずに様子見してました。

その時、何が怖いと思ってたかというと、
変な人だと思われたり、余計な事してると言われるのが怖かったのです。

しかし、そこでその状況を一変させるきっかけが出来ました。
それが、「便利屋として自営業を始めました」というきっかけです。
大体の問題を便利屋の営業に絡ませて克服する事にしました。

正直、何かしらの大義名分的なものが欲しかったので、
何か理由がつけられれば行動を起こすのはたやすい訳です。

ということで、変な人として動くことにしまして、
耕作放棄地の問題にも切り込みたいと動きだしました。

大きく分けて

耕作放棄地の
1、草刈り
2、ゴミ処理
3、農業利用

をどうにかすれば良いだけなのですが、
この場合の問題として主なものが

1、土地の所有者からの許可
2、草やゴミの処理の仕方
3、農地利用としての生産者の確保

とかになってきます。

・所有者から許可を得る


土地の所有者の許可に関しては、
一番可能性があって手っ取り早いのは、
その土地に住む人間が積極的にコミュニティ活動として
交流をした上で話にだして処理するという形で、
これは地元民の方が早いと感じます。


放置されていることへの問題(何とかしたい気持ち)、
作業人員、作業時間の確保(所有者側で確保できない問題)、
金銭的問題(すぐ金の話になってしまうと荒れる)
に折り合いがつく形を求め、
「どうせ使ってないなら」「どうせ自分は暇なので」
の切り口で進められればと思っています。

この所有者の許可問題に関しては、
ある程度急ぐ必要性を感じていました。

というのも、その土地の所有者が、
その人物の子や孫の世代に移ってしまっているうちに、
その所有している子や孫がその土地に住んでいなかったり
連絡が取れないという問題があります。
また、親や祖父祖母の世代では理解出来ていた
土地の範囲や場所、そこが耕作放棄地になっている事実、流れ
などが認識できていない事が多いのです。

自分も、自分の問題として大きくなって自分で本格的に調べるまで
それらの情報はほとんど分かっていませんでしたし、
また、自分がこの土地から移動するんだという気持ちの場合には、
その土地を放棄する事に対しての問題を、
隣接する土地の所有者を含む問題として大きく認識していませんでした。

これらの問題は、出来る限り、
状況を理解している世代が居るうちに行わねばならないと考えます。


・草やゴミの問題に関しての部分


耕作放棄地の問題を処理すると考えると、
その土地に生えている草や木などの部分が大きく見えますが、
実はその先にそれらを『ゴミとして処理する』という部分の問題が
控えています。

実は、この辺の問題を
『農業廃材としての現地での焼却(いわゆる野焼き)』で
処理できないかという方向で考えていました。
しかし、それは難しい時代になりました。

野焼きそのものは基本的に禁止行為でありますが、
農業廃材の部分での許容されるゾーンがあります。
しかし、耕作放棄地の草などは本来農業廃材として認められていないわけです。
この辺は市のごみ対策課の方の話を伺うなどして、
どの辺までグレーゾーン処理が可能かと自分なりに模索していましたが、
非常に難しい部分になっていると感じました。

また、その場所のゴミを他に移動してしまうなどの行為も問題なため、
どのタイミングでゴミを処理できるかも重要に感じます。

ここら辺の詳しい内容については難しい問題のためここでの記述を避けます。

また、耕作放棄地にはゴミが多く捨てられている場所もあります。
荒れた土地のままだとゴミを捨てる人も増えます。

また、これらのゴミも問題があって、
その土地がいわゆる道路に面している場合、
道路部分では市で処理してもらえるところがありますが、
個人の土地ではその所有者が処理しなければなりません。
 燃えるゴミや空き缶などは拾ってゴミの日にでも出せますが、
粗大ごみなどになると面倒な事になります。

ここで、勝手に掃除して動かした場合、
そのゴミがそこにあったという事実を確実に証明できるかという話になります。
(あくまで細かく突っ込まれた場合、または第三者に指摘された場合を想定した話です)

じゃあ、毎回権利者や、市の人に確認してもらってから作業するのかってなると、
そんな手間と迷惑がかかることばかり出来る訳ないので、
出来れば可能な範囲で自分の責任として処理しちゃいたい訳です。

去年やってみた感じで言うと、
土地の所有者から許可がもらえて、
一定の作業を進めたのちに他の権利担当者に問い合わせする。
(市のごみ対策課の人だったり、
 電線に絡まってたツタなどをとって貰うための電話会社or電力会社の人など)

で、その時に「場所的に私有地かどうか」とか、
「管轄的にどこが担当か」みたいな話が当然あって、
その上で取り除いた 草木、ツタなどを誰が処理するかとかもあるわけですが、

その辺の面倒な部分を先にある程度まとめてしまって、
管轄部分だけを処理してもらって、残ったのは全部こっちで引き受けますと、
残ったゴミや木をそのまま置いて行ってもらっても、
こちらで片付けられる(こちらの責任で所有者の許可がとってある)となれば、
とにかく話自体は早いわけです。

もし、この、
「責任は私が取ります」「全ての文句は俺が処理します」的な事を
実際に出来る状態まで話を持っていって、
なるべく迷惑が掛からないように連絡を通せる
っていう仕組みが実現できたならば、
便利屋としての事業形態は最大限に活かせると考えます。

ただ、一歩間違えれば「何余計なことしてんだ」となりかねない部分であり、
単に出しゃばって解決するという話でもありません。

ただ、各担当側の人員、作業員確保で日数がかかってしまう部分と、
現場で出たゴミ処理の量や状態で作業日程の調整が必要な部分と、
また草、木、ゴミの処理で全部が全部個人で依頼して負担したら、
金銭的にかなりの額になってしまう部分を、
上手く軽減できる可能性があるんじゃないかと思うわけです。

基本的に問題が解決すればいいので、
誰かに責任を取らせるとか、やってない事を攻めるとかの話じゃないんです。
ただ、先に行けば行くほど面倒な部分が増えるので早い方がいい。

出来る奴が出来るとこまでやっちゃって良いってのが理想です。
全体としての話を通して許可がとれているので、
各担当者がそれぞれの動ける時に処理すれば終わる。
そんな『普通に問題なく済む話』に持ってくことが、
耕作放棄地の問題解決に一番早いと思うわけです。

そしてその誰でもわかるような簡単な事にもっていくのに、
それ相応の立場と話術が必要かもしれないという話です。

・土地の利用

農業としての土地利用に関しては、
仲介業者をやって良いっていうなら、
それはビジネスチャンスなのかもしれません。
土地を清掃して渡すってのは先々見れば需要が増えると思います。
けど、その話になると事が荒れるので俺はしません。


俺が個人的に借りるとした場合ですが、
土地そのものを大きく借りてやるとなると、
農業所得で青色申告分けなきゃいけないのと、
農業機械の方での手配等が必要なので、
去年時点ではスルーの状態でした。
ただ、そうする可能性も高いとして話としては調べてた部分でもあります。


理想論で話すと、究極は自給自足なのは確か。

そもそも、日本の食糧自給率を上げなきゃいけないってのは、
俺が子供の頃からもずっと言われてる話なわけで、
出来るのならば自分で食べる分作ってた方が良いなってのはある。

ここも長くなるので雑な話になりますが、

TPPでも戦える強い農家が求められているなか、
もしかしたら、
少し高いけど良いものを生産して
高品質で安全な食料を海外に売り出して、
安い海外の食糧を買って日本人が食べるのが本格的に
なるかもしれません。
おそらく、収入や経済的な面でその流れはあり得ると思うのですが、
やはり少しいびつな感じはします。

俺は低所得のうちは普通に海外産の安いものを食べます。
そのうえで仮に高品質のものを自分で作るなら、高く売れる方に売ります。

その一方で、微妙にコストがかかってなくて低品質なんだけど
安全な食料を大量に生産しておいて、
それを自分らで食って、収入は別で得るという形があれば、
それはそれでベストなのではないかと
考えている部分が大いにあります。

 これは農家としてはダメだとしても、
外側からの要因で振り回されずに供給消費できる食料の良さ
っていうのが自分の価値観の中に一つ存在しているためです。

俺は農家としての勝負できる品質を自分が作るのは難しいと感じています。
自分が食ってるだけの分・品質で満足できるなら、
俺は兼業農家として続けられるかもしれないし、
出来れば続けたいという思いがあります。

でも、それは、その部分を見ればプロ意識が欠如してるとも言えるし、
子供の発想で商売をしようとしてると言われても反論できません。

その辺は一人でやろうとした場合の現実的な限界。


実際、どんだけ品質悪かろうが、
米と野菜を自分で作った分は安心して食ってたので、
気持ちとしては続けたい。
ただ、借りる土地が変わることで、
使える機械が変わったりするのが先をみると重要で大きい問題。
(流石に一人で農業では機械が入らないと未来がない・・・)

 そんな感じで、
たまに真面目な話が、
予想以上に長くなってるので、
とりあえず1回目として終わりです。

もう一個話しておきたい話があるので、
それは後日。

では、また。








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