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2016年2月19日金曜日

初めての青色申告が終わった話

少し頭のおかしい人のブログという事で今年もやってます。

年中恥をかく状態で過ごした9カ月分の事業データ。
たまにその中で明日につながるヒントがちらほら。
出会いと別れもちらほら。


今回、初めての青色申告(個人事業としても初確定申告)となりますが、
実際の話をすると赤字です。

細かい詳細をネットで公開する事は出来ませんが、
直接家に来て実物を見たいという方には、
期末整理表関係の
貸借対照表、損益計算書、棚卸表あたりと、
総勘定元帳の一部あたりはお見せ出来ます。

そもそもがクラウド帳簿で入力したものの書き出しプリントなので、見た目はちゃんとしてますが、中の数字が泣ける。
しかし、底辺個人事業主の一年目の実際のものなので
どうしようもありません。
個人的に『商売がそんな簡単に上手く行くわけない』って始まってるので、
本人は若干の余裕がありますが、
一般に見せたらとんでもない恥をかくことになるので、
昔の俺なら耐えられなかったでしょう。
というか、わざわざ見せる必要もないでしょう。


赤字なのに青色申告っておかしいんじゃない?って思う方もいると思いますが、
この事業主、開業と青色申告の申請を同時に出しているので、
赤字だろうがなんだろうがやることになっております。

しかも、複式簿記です。(65万円控除になるやつ)
勿論、普通に考えれば現段階でわざわざそうする必要はありません。

ただ、どうせならきちんとしたやり方を、
暇なうちに覚えちゃった方がいいんじゃないかと思い、
そっちこっち話聞いたり迷いながらもやりました。
とりあえずは17日に申告して終わりました。

その流れの話。


○今の時代どうにでもなると感じた複式簿記


帳簿の知識が無いところから始まります。

最初のスタートが、開業時に税理士の人に聞いた
「あれ(青色申告)って個人でやってもどうにかなるもんですか?」
「仕組みが分かれば簡単だから出来るでしょ」

って会話だけで始まりました。
特に迷いもなく出来るような気がして話が進みました。

強い味方になったのが、
青色申告のパソコン会計ソフト
入力するだけで面倒なことはほぼパソコンがやってくれるのです!

って言いながら、その時点で会計ソフト使った事も無かった。

そして、もう一つが高校の時に取った簿記3級
取った年に少しだけ現金出納帳で家計簿つけた(2か月ぐらいで終わった)
以外で全然役に立ったことがない魅惑の資格です。

簿記3級は就職するのにあった方が良いと言われて取ったわりに、
いざ就職活動になると「簿記3級程度では何の役にも・・・」って言われ、
ほぼ意味なかったという悲しみを背負ったやつです。

その資格が、
長き眠りから覚め、個人事業主としてのスタートともに息を吹き返し、
役に立ったかと思いきや、そうでもなかったのです。

資格はとにかく、その簿記の勉強した経験があったので、
大した苦手意識もなく、根拠のない余裕が持てました。

実は会計ソフトで重要なのが、ほぼ8割がパソコンの方の知識でして、
しいて言うなら、入力形式の方を『仕訳帳形式での入力』にした時に、
いわゆる貸方・借方の右左を判断する部分で簿記の知識が使われました。

ところが、簿記の知識が昔過ぎて、入力してるうちに結局不安になり、
あってるかどうかを一々ネットで検索してたので、
ほぼ9割ぐらいパソコンの知識で乗り越えたような気がします。

以下、色んな流れの話




○結果的に何とかなる


まず、青色申告をするにあたって、会計ソフトが絶対的に必要だったのですが、
どのソフトが良いのか分からない状態で、
しかもパッケージ版で購入するにも踏み切れずいました。

そこで、ネット上(ブラウザを使って)で入力できる
クラウド系にすることにして、その辺で調べていました。

クラウド系だと基本的な月額の支払いの他は、
入力の制限、困った時のサポート、書類としての
プリント時の手数料などでお金がかかります。

自分の場合入力の時点で初めてだったので、
どれが入力しやすいかどうかというよりも、
かかる金額の少ないところを探し、
ネットde青色申告クラウドさんの力を借りることにしました。


その他、県からの方の流れで、
開業して初めて申告する人などに向けて、
パソコンを使用した記帳説明会というのが行われるのを知り、
そちらの方も参加させてもらいました。


ちなみに、かなり要約した話ですが、

パソコンを使用した記帳説明会は、
基本的な申告用の知識やパソコンでの入力の仕方を学ぶのですが、
自分はクラウドで入力することにしてしまった上に、
ノートパソコンじゃなくデスクトップなので会場に持ち込めず、
結局パソコンの入力は教わる事がないという不思議事態となり、
何で『パソコンを利用した記帳説明会』に参加してるのか
よくわからない状態に陥りました。
(そもそも事前に、使用しているPC環境がWindows7か8かとかの
 事前調査のアンケートが聞かれてましたが、
 その時点でWindows10にしてしまったため話がややこしかった)

まぁ、パソコンはむしろ自分で分かると思ったので、
残りの記帳説明会の時間を、
青色申告の勉強につぎ込むことができました。
結果的にOKなのです。


税理士の人に聞いた話と、簿記3級と、ネット検索と、説明会とを
全部何となく理解しただけの状態で、
そのままソフトで入力してたら、ほぼ問題なく出来ました。

なぜなら、ほとんどただ金額データを打ち込むだけだから。


ちなみに、その一連の作業でかなり迷った事が2つありました。

1.
一つはクレジットカードでの買い物の決済の入力方法。
未払金で処理して後で落としたらいいのか、
それとも支払った時点で現金での取引にしてしまうのか。

これも色々なアドバイスを聞き、
単発での大きな支払い以外は現金処理に近い形にしました。
ひと月遅れの処理などでも問題が無いように、
使用された金額から事業用でパーセント引きする方ではなく、
約3割程度にあたる固定金額で処理してみました。
(電気料、通信費、リース代などの処理で、細かく説明を省きます。)、


正直、初年度の経費のほとんどが、
この水道光熱費、燃料代で消えていったような形となり、
必殺技・事業主借での現金投入はほぼそこに消えています。


2.
もう一つのポイントは事業で使っている自動車の
減価償却費の計算についてです。

減価償却費の計算方法の細かい事はいまだに良く分からない事があります。
普通は減価償却費の計算の仕方や出し方で困るのですが、
自分の場合、また底辺ならではな感じの話になりまして、
車が中古車で古すぎたために始まると同時に償却費消えてるという状態に。

軽自動車の『定額法』での計算が4年なんだとか、
いや、年度が古い中古車だから2年なんだとか、
色々教わったり勉強したりしてたのに、
ソフトに入力したら既に金額0になってて意味が分からず大混乱し、
更にそこからそれがソフトの処理のエラーではなく、
既に期間が終わってる状態である事を理解するのに
かなりの時間がかかり、人に聞いてわかるまでずっと放置していた。
そしてやっとの事で、特に申告に関係なくなってしまった車の処理を
終えたかと思ったのに、今度はその車を使用している間は
経費加算に1円で載せておく(使用している状態の記しらしい)
という話を聞いて更におかしくなり、
一度プリントアウトした奴を止めて1円にしたものを作ることに。

そもそも、減価償却費そのものが、
ある程度儲かってる状態の所に乗せてくようなものっぽいのだが、
なぜ俺はここに必死になってしまったのだろうか。
だが、やはり最初のうちにしっかりしておいた方が良いと、
そう思って納得した。無理やり。

という事で一応固定資産には車が入っております。


そして、そこまでやって、
必要書類系をプリントアウトし、
なぜかパソコンで入力したのに
申請書は手書きで出す事になりました。


なぜそんなことをしたのか?

そうしないと申請書類の細かい書き方を襲われなかったから。


というかとで、2度手間なのか何なのかわかりませんが、
その一度入力に成功したデータをプリントアウトし、
それを持ってまた手書き用の書類と共にアドバイスを聞きに行ってました。
(どっちみち青色申告は書類の保管義務があって、
 データではなくて印刷して残しておかなければならないので必要だった)


そう、
今回はこうして申告用書類が完成したのです。

ちなみにもっと細かいこと言うと、
期末商品棚卸の入力というか、調べる処理を忘れたりで、
損益計算書と貸借対照表は、印刷しなおす作業を4回ぐらいやっていた。


おそるべし青色申告。
そして凄まじく便利なコンピュータの力。


とりあえず一回やってみた事で、ばっちり確認できました。
来年はマイナンバーとセットでネットからやります。
もう余裕です。たぶん・・・。


ちなみに使用させてもらったクラウド会計ソフトの仕組みが、
基本的な入力の時点ではお金がかからず、
分からない事への相談と、申告用書類の印刷の時に
お金がかかるというものなのですが、
相談を他で教えてもらってしまい、
ネットで送信せず手書きで書類作成してしまいました。
よって無料です。

我ながら散々利用させてもらっておきながら酷い話なのですが、
出世払いということで次まで勘弁していただきたく思います。
・・・ごめんなさい。

あと余談ですが、JDL IBEX出納帳 Majorってのも教えてもらいまして、
去年末に登録してダウンロードしておいたので、
今年度分をそちらでも入力してみようかなと思っています。
(そのソフトはクラウドではありません。目的は色々試すためです)


そんなわけで、わかる人には簡単だと言われ、
分からないうちは難しそう過ぎて困ってた複式簿記の記載方法ですが、
全部ソフト側でやってくれたので、
特に問題なく終わりました。


ただ、最後に言えるのは
今回全く問題なく出来てしまった理由のほとんどは、
売り上げが少なく、入力項目が少なくて暇だったからと
言えると思います。

結果的によかった。

たぶん。

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