忍者レコメンド

2015年4月30日木曜日

日本政策金融公庫に行った話など。

★日本政策金融公庫に行ってきました。


まず、簡単な説明から、

『日本政策金融公庫』は国の政策の元で、
新規事業を起こした人などに非常に低金利で融資を行ってくれる
機関です。(雑な説明)


現実的に見て当たり前なのですが、
自分のような底辺個人事業主(経歴も微妙で、事業内容も詰めが甘い)が、
一般的にお金を借りれるような事はありません。
なので、自分は開業するにあたり元からお金を借りる気は無く、
かなり細々とやる覚悟の上で始めました。
このブログなど、ネット上で『底辺』という言葉を用いているのは、
別に過剰な謙遜等の話ではなく、
明確な事実(環境を話したら結構本気でひくレベル)と、
それでも何とか勝負に出るんだという思いからです。

故にここまで来たら恥をかくことはかまいません。
いや、まぁ、誰だって恥をかきたくないですが、
そこを回避してたのでは何一つ進まないのでガンガン恥かいて、
その行動を説明していきます。


○前提的な余談(その前に起こった事読まなくてもOK)

  ・4月1日に知り合いの税理士の方から政策金融公庫というのがあって、
  一般的に融資が難しい感じの人も、新規事業向けである程度貸してくれる
  可能性があるというのでダメ元で話だけでも聞いてきたら良いのではと言われる。
  ・同日、その足で話を聞きに行くという即行動に出ます。
  (この時は【話を聞きに行く】だけだと思ってたので私服で行って、
   気持ち的にも【どうせ無理だから】で気楽でした。エイプリルフールですが事実)
 ・資料をもらい書いて出すように言われ、まだ悩み間が開きます。
 ・21日 名刺や古物商許可証が手に入りました。
  また、自分の家の方で出たゴミの方を「事業所になるんだし」ぐらいの
  雑なキッカケで片付ける事になり、その処分をネット上で申し込んでみたら、
  そこから地元の便利屋さんに電話が行き、そちらの方が来てくれました。
  便利屋始めた奴が便利屋の人にゴミ処理頼むんだから謎ですが、
  来た方が優しい方で、少し先輩の話を聞かせてもらいました。
  この時に『やはり軽トラがあった方がいいな』と実感しました。

  ちなみにこの時全部のゴミ持って行ってもらうと6万かかるという話で、
  とてもじゃないが無理なので量を減らして2万5千円分だけ処理しました。
  (つまり、現時点でまだ家にゴミが大量にあります)

○実際に書類を書いて持っていった。


計画書や見積などの書類を書いて持って行き提出、
この時はスーツで行きました。
24日だったと思います。自分の誕生日の前の日でした。
その場では単純に確認して受け取ってもらう感じで終わり、
一週間ぐらいしたら打ち合わせのようなものがあると聞かされました。
その時のやりとり自体は受け付けはシンプル何だなと感じました。

27日になるとスマホに電話があり、打ち合わせに必要な追加書類や、
通帳、様々な確認が出来るものなどを準備しておく必要がある事と、
その日付をいつにするかという話だったのですが、
次の日も大丈夫だという事を確認して次の日即で面接予約しました。
もうスピード勝負です。

そして28日にまたスーツ来て行きました。


そこから1時間半~2時間ぐらい打ち合わせがあったのですが、
もう先に言っておくと『恐ろしく恥ずかしい時間』でした。

何が恥ずかしいって、まぁ自分の経歴や財産・資産、家族の話や
事業の成功する可能性について話していくわけですが、
正直何も価値がないんですよ。

自分の経歴や家族についてでも、
また持っている土地の価値についてでも、
通帳の中身、支払いの状態、クレジットカードの内容も含め、
超細かく提示して、全部一つ一つを数字にして考え、
【どれほど自分に(資産的な)価値が無いか】を他人と話し続けるという。

お金を借りる上で、その人物に返済能力があるかどうかをみる話が、
結果的に今まで味わったこと無いぐらい恥ずかしい状態に。

自分ではある程度わかってました。
ただ、その【自分には資産的価値がない・このままでは先が無い】って
話を完璧に細かくしたりはしないじゃないですか。
普通に生きてる分にはある程度目をつぶって、前を見て生きていきましょうよ!
って思ってるとこを事細かに数字にしちゃったもんだから、
あの時間の絶望と喪失感と恥ずかしさは半端ないですよ。
でも、いい経験と言えばこれ以上ない経験でもありました。


○で、結果的に


ダメでした。
まず個別の収入内容の見積りが甘かったんですよ。

「これじゃまず通らない」って事でその場でキャンセルしました。
  150万借りる計画書でした。

まぁ、恥をかくだけかいて失敗した訳ですが、
折角なのでもう少し掘り下げてみます。


・事業が軌道に乗った後の個別の数字の出し方が本気で判らなかった。
 はじめてだから判らないって部分を差し置いて、
 便利屋、万屋って軌道に乗った後は月平均いくら稼げるのかとその内訳、
 の根拠ある出し方が想像付かなくて、ある程度可能性がある数字と、
 収入低めに見た上で、自分の貧乏性なのも含め何とか絞り出したのを書いたら、
 「軌道に乗ったあとなのにこの売り上げでは投資に見合わないのでは?」
 って言われて確かに・・・と思ったぐらい。
 ただ、それでも未だに1,2年でその金額以上稼げる気はしなくて、
 やっぱ、根本的に無理だったと感じました。
 (事業内容が無理なんじゃなくて、金を借りるのが無理という話)


・最終的に
ダメになるべくしてダメだった。
というか、自分の無力さを勉強しに行ったようなものだった。
人生にマイナスではないと思います。


○これからどうするのか?


実はあまりに細かくダメな部分(主に自己資産)を確認してしまい、
打ち合わせ途中の土地の登記確認で、ずっと住んできた土地の
認識違いな部分まで発覚し、結構絶望的でした。
なので、昨日一日本格的に自暴自棄に近い状態が起こり、
このブログ書くのが今日になりました。
(まぁ、このブログ書いてるんだから立ち直ったんでしょう)

見積りが甘い、事業の方向性に幾つか問題があるという事実は、
計画の大幅変更をも視野に練り直します。
資金面と時間には余裕が無いのでゴールデンウィーク中には何とか、
練りなおして形にしたいと思います。

お金はどうするのかですが、
もう、借りるという発想は止めました。
自分の完全個人事業の資金を国に頼ろうと思ってたのも間違いでした。

正直、「新規事業主を応援する」辺りの文言に根拠なく「行けそう」な
気持ちになってた自分にも反省するべき。

って書くと夢も希望もないような感じですが、
完全な個人事業じゃなくて、雇用を生み出せるような部分
もう少しだせるようになったらまた考えます。


やはり、実際結果を出してからじゃないと、
世間ってのは誰も納得してくれないでしょう。

【底辺】って呼ばれる状況から一発逆転狙うのは、
今の時代で普通にやってても厳しいですし、
誰のせいでもないし、様々な理由で【今自分がそうなっている】のだから
甘えを消して人の2倍3倍頭と身体使って行かないと、
成功するための金を掴むための成功をする段階に届かない感じですね。

※モンスターハンターってゲームで、強いモンスターに立ち向かうために
 強い装備が必要なのだが、その装備の素材はそのモンスターから取る的な。
 服を買いに行くための服がない的な。
 (一回恥をかくとか、何かのキッカケで変わる)



しかし、これはあくまで自分のやってみた経験からの話です。

一般的な新規事業主の方は
日本政策金融公庫などに話を聞きに行ってみれば、
もしかしたら良い結果が得られるかもしれません。

こういうのは『その情報が必要な人に行き渡ってない』部分があります。
だって俺はたまたま聞いただけで、
これ国がやってる政策って言っても一般的には知らないじゃないですか。
あと積極的に調べないと到達出来ないというか、
まず何かしらのキッカケでそれに通じる情報がないとダメというか。


ということで、もしかしたら誰かの役に立つかもしれないという思いで、
今回の分、この話を書いておきます。

このブログは成功、失敗を問わず
一応自分の『実際に行った活動』を示していきます。





0 件のコメント:

コメントを投稿

お気軽にご意見をお聞かせください。