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2015年6月18日木曜日

本音でゴミ屋敷と向き合う話

今日はゴミ屋敷の話です。


ゴミ屋敷ってワードとしては、
よくテレビなどで取り上げられてますが、
どんな印象を持ってますか?

基本に忠実な感じで行くと、
・とにかく身動き取れないほどゴミがたまっている
・衛生上問題があって周囲に迷惑をかけている
・ゴミの種類によっては臭いが酷い
・家主が頑固というか、ゴミではないと思っている。

など・・・

の感じをテレビで聞いてると受けます。
俺も聞いてるだけだと「うわぁ、流石に酷いな」ぐらいの
感想で終わる話なんですが、
今回、ちょっと目線を変えてというか、
片付ける側での感覚も見つつ、
個人的に思うことを話したいと思います。


さて、
ゴミ屋敷ってのはどの状態からのものを言うのか、
って言うと何か難しい気がしませんか?

家に入れない程にゴミが貯まってて、
悪臭や衛生環境で問題がある状態は分かりやすいけど、
例えば昔の年寄りが色々貯めこんで、
中の物を動かしようのなくなった状態ってのも、
他人からみたらゴミ屋敷に近いのかもしれません。


また、ゴミの種類も色々ありまして、

本人が「これはゴミではない」と言うなら、
ゴミではなく価値のあるものであると考えるのが、
一般的に必要とされます。
ただ、普段の生活のなかでも、
オタクが集めたグッズやフィギュアが
興味ない人からみたらゴミだと思えるとかもあるし、
高級ブランドバックなんかですら、使わない興味がない人にとっては
価値のよく判らないゴミに見えるかもしれません。

そういう考え方があるとすると、
『とにかく手を出しにくい領域』であることは確かです。


もう一つ別の方の話をすると、
ゴミ屋敷は今後どのくらい増えるのか?
って面で個人的に考えてみます。

何かテレビの極端な例とかを見てると、
ごく一部の特別な人が、
周りに迷惑をかけることをなんとも思わずに
完成させてしまった城
(特に高齢者が多い)のようなイメージが大きいですが、
実際はそればかりではなく、

・部屋を片付けられない若者も増えている
 (生活の時間として片付けられない状態の人も含む)
・前の世代が集めてしまったものを次の世代で処理しきれない
・集落として人口が減少して放置された結果が草や死骸などでゴミ屋敷
・そこに何があるか判らないまま土地を所有してる人もいる

など、近い状態のものを含めたら、
『まだ、極端には迷惑をかけていない状態のゴミ屋敷候補』
なんかも結構多いと考えられます。
最近特にやばそうだなと思っているのが、
土地の保有者が切り替わった時の話のやつで、

例えば、先代がなくなって受け継いだ人がその土地にいない、
または田舎に帰ってきたがどこまでの土地がそうだか理解できていない。
そして実際土地の状態が分かったとしても、
受け継いだ人物すら高齢で手が出せないとか、
また片付けにもそれなりに金がかかるので
あえて片付けずに放置して固定資産税払ってる方が安い。
(特に田舎の土地なんかは対象が田、畑、山林などにも至るため)

みたいに問題は山積みなのが間違いないわけです。

部外者からみて「当人がちゃんとしてないから悪い」
みたいな突き放した意見で処理できるレベル越えてるわけです。
だって、その土地にずっと住んでた人間ですら、
孫の代に「お前お爺さんとその親戚の土地全部把握してるか?」
って言って分かる人の方が少ないですもの。

土地に関して自分の場合の話も少しすると、
『動かしようがなくて価値がないが、
 手続きには相当な金と時間と、対象となる大勢の人への交渉・許可取りが必要』
って辺りで、正直その辺の土地放ったらかしにしたいほどでした。
(仮に全部売れたとしても農作地なので、かかった費用が回収出来ないぐらい酷い)

まぁ、若干脱線しましたが、
つまり片付けなきゃいけないゴミ屋敷は、
この先5年10年で水面下的に相当あるという話です。



「よし、じゃ片付けましょう!任せて下さい協力します!」


って言ってるだけでは上手くいかないって話を最後にしますが、

・ゴミを片付ける費用
・持ち主と処理する側の信頼関係
・実際にゴミを処理する場所、期間、ゴミを出す間隔
・そもそもゴミでないと言うものはどうするか?

辺りは毎回どこかしら引っかかっております。
この辺、手伝う側が
単純に「自分はゴミを片付けてあげてる、良い事してるでしょ」
みたいな空気をだしてると失敗したりします。
だって、ゴミじゃない物が混じってるんですもの。

だから、普通に仲良くなるぐらい交流を深めて、
その上で対等な立場で、相手にとってプラスな面を説明して、
その上で自分も対価を頂きますってWin-Winな認識にして、
そこから始めて作業に入れるみたいな所があります。

基本的に元が他人なのでいきなり片方の理屈だけでは通らないわけです。


一つ、自分の場合で言うと
そもそも自分もオタクで収集癖がある方でしたから、
(高いものはないが、いわゆるジュースやお菓子のおまけとかの、
 ボトルキャップ、ミニフィギュアとかいっぱいある・・・)
全部をゴミだと思ってないので、
「あ、これ価値あるな」と思ったら一部買い取りも行っています。

家の人が
「あ、でもこれ当時結構したんだよ、勿体ない気がするな」
って流れでになった場合、片付けそのものはしなきゃいけないので、
「じゃ、一部買い取り出来ますけどどうしますか?」
って流れも取れるようにしてます。
というか、そういう時を想定して
古物商許可証を取ったと言うのも、
ブログで何度か説明してたりもします。

ただ、同時にこのブログでしょっちゅう言ってるように、
現在、本気でお金がありませんので、
全部買い取るような、仕入れに使う金がないのです。
ぶっちゃけ数万~数十万円で買い取るなんて無理です。

じゃ、どうするの?ってなった時に、
色々考えたんですね。

「あ、じゃ、本当に価値があるものなら、
 オークションの出品を代わりにしますか?」
って考えになったわけです。
ネットオークションがあるということや、
買い取りでは無いから絶対売れるわけではないと、
ご自分でやるなら出品の登録や手続きもありますが
やってみるならそちらも説明できますよと、
しっかり説明して納得してもらえれば、
意外とやりようはあるという訳ですね。


だから、価値観がこうだから絶対にこうだって言わないで、
その都度色んな発想で人の力を借りたりしながら、
やればいくらでも解決方法は見えてくるんじゃないの?
っていう話をゴミ屋敷を通して、してみたかったわけです。


最後の最後に本当にシビアな話をしますけど、
上で言ってた話とかね、俺じゃなくてもいいんですよ。
だから、結構周りに出来そうな人いると思いますよ。
これ俺に仕事として頼むとそれなりにお金かかちゃいますよ。
だってお金貰えないならわざわざ行きませんからね。
親戚とか息子さんとかで出来る人がいるなら、
そういう人に頼んだ方が良いわけですよ。
逆にこれを見たのが子供や、孫の世代の方なら、
「こういうやり方もあるよ」って年寄りに声かけていけば良いと思いますよ。

ということで、このブログは
仕事に繋がらない独り言をどんどん発信していきますね。

根本的にこのブログは『インターネットが見れる人』にしか見られないので、
本当にネットのこと判らない人にはここでは宣伝して意味ないのです。
というかぶき者的なブログなのです。

ただ、結果的にこういうものがね、
何かを生むね・・・
予定・・・

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